2010年10月

2010年10月30日

保育園入園

育児休業が終了し、トラちゃんと私の新生活がスタートしました。
私の仕事復帰に先立ち保育園に入園したトラちゃんは、すぐに保育園に馴染み、
今のところ風邪もひかず毎日元気に通園しています。
同じ時期に1歳ちょうどで入園した赤ちゃんは、入園初日は一日中「ママ~!」と
泣き叫び、いまだに朝はママとの別れが辛くて泣くのだそうで、そんな話を聞くと
まだ知恵の浅い7ヶ月でトラちゃんを保育園に入れたのは結果オーライかも?と
思うと同時に、親の都合で早くに保育園へ行かせてしまった罪悪感が少し和らぐ
思いなのでした。

新しい職場は超多忙な部署で、「時短勤務制度は利用しないけれど、子供がまだ
0歳なので5時までのパートさんだと思って欲しい。」と言ってあるにもかかわらず
とても定時で上がれる仕事量ではなく、電話が鳴りやむ5時からミーティング開始
ということも。
保育園のお迎えの後は、くたびれてすぐにも眠ってしまいそうなトラちゃんを連れ
買い物に行く気力は残っておらず、帰宅後は添乳をしながらついウトウト。
そのまま夜の深い眠りについてしまうトラちゃんと一緒に寝てしまいたい気持ちを
グッとこらえて何とか家事をこなしているという状態。
聞けば、復帰後しばらくは皆そんな感じなのだそうで、そのうち心身ともに慣れて
くるよという先輩ワーキングマザー達の言葉に希望を託しているところであります。


さて、これまでの経過レポートをお伝えしたいと思いますが、パソコンに向かうため
のまとまった時間が確保できないため、日々思いつくままにメモをしたものでお許し
ください。

(保育園初日)
当初10月1日からの登園を希望していた私だが、10月上旬は運動会の準備で多忙
とのことで初登園は運動会の後となった。
初日は9~11時の2時間からスタート。
ドキドキしながらトラちゃんを抱き保育園の玄関に入ると、すれ違った見知らぬママ
に「あらかわいい!何ヶ月ですか~?」と声を掛けられ少し緊張がほぐれる。
赤ちゃんをスリングに入れ3歳ぐらいのお兄ちゃんを送ってきたもう一人のママには
「あらトラちゃん、今日から!?」と声をかけられる。
しかし一般人・芸能人問わず人の顔を覚えるのが苦手な私は、彼女の顔に見覚え
が無く、ベビーマッサージか育児サロンで会ったことがあるのだろうと想像しながら
「今日から登園なんです。よろしくお願いします。」と知人のフリ。

間もなく園長先生と思われる人がやってきて職員室へと促されると、今度は子供達
が群がってきて「何て名前!?」「何歳?」と質問攻撃を受ける。
後で聞いたところによると、0歳児が入園するのは久々のことなのだそうで(もちろん
トラちゃんは現在一番のチビちゃん)皆、0歳児が物珍しかった様子。
家に籠りがちだった私は、久しぶりに複数の人々との会話が出来てすっかり嬉しく
なってしまう。
職員室で入園の説明を受けている間にトラちゃんは担任の先生に連れていかれ、
遠くで「うぇ~ん」と泣く声が聞こえた。
「あぁやっぱり。慣れるまではかわいそうだな・・・。」と思ったが、結局大泣きをした
のはこの時だけで、すぐに担任の先生が大好きになったらしい。

説明を聞いた後一旦帰宅し、保育園に持っていくものを大急ぎで準備。
噂には聞いていたけど、持っていくものが沢山ある上に全てに名前を記入せねば
ならずなかなか大変!
家にトラちゃんはいないのに、”トラちゃんの姿が見えない=お昼寝中”という条件
反射的思考が染みついていて、つい息を潜め行動してしまったり、空耳でトラちゃん
の泣き声が聞こえたりして、重度のトラちゃん病だと痛感。(これは数日間消えず。)

2時間後、保育園に迎えにいくと園庭で遊んでいた女の子が「トラちゃんのお母さん
が迎えにきたよ~!」と先生を呼びに行ってくれる。
女の子の背中に感謝をしながら、このまま行けばおそらくきょうだいが持てないで
あろうトラちゃんにとって保育園って良いかも!?と思ったのであった。

まもなく先生に抱っこされてトラちゃん登場。
先生は「大きいお友達の様子をじーっと観察されてましたよ。お利口さんですね~。
泣かないし大人しいし、全然手がかからないお子さんですね。」と褒めてくれたが、
「家では怪獣みたいなんですよ。そのうち本性が出てくると思います。」と言う。
しかし本当に怪獣みたいなやんちゃな園児達を沢山お世話している先生にとっては
トラちゃんは大人しい部類なのかも。

その夜はあらかじめ購入してあったキルティング生地で、園長先生が見せてくれた
見本を思い出しながら通園バッグをミシンで縫う。
あらゆるものが既製品で安く手に入るこの日本で何故に通園バッグは手作り!?
と思ってしまうが、おそらくは「育児の丸投げをしない、親としての責任を持つ」という
啓発の意味あいもあるのだろう。
かわいい裏地をつけるとワンランクアップとネットに書いてあったので自己流で裏地
もつける。
スタイは保育園に常備する分も考慮すると数が全く足りないため、学生時代に愛用
していたハンカチ(老後にパッチワークでもするかも?と思い保管していた)をはぎ
合わせこれまた自作することに。


(保育園2日目)
昨日と同様9時に登園。
ママ達は今日も挨拶や言葉を交わしあい、良い感じの保育園でラッキー♪と思う。
保育園は子供だけでなく親の社会性を養う場でもあるのだなぁと思ったら、実は
この光景は時間に余裕のある9時登園組のママ達に限ってのことだったようで、
仕事が始まってみると、7時台にやってくるフルタイム勤務のママ達は会話をする
余裕もなく殺気立ち、9時組とはまるで雰囲気が違っていた。

トラちゃんの人気は一夜にして定着したのか、玄関先でトラちゃんを発見した園児
達は「トラちゃんが来た~!!」と大喜びしトラちゃんの手足を触りたがる。
そんな光景を見ていると、ひと昔前までは「子供は3歳まで親が育てたほうが良い」
とか言われていたが、少子化の今は保育園でみんなにいじられて育ったほうが良い
のではないかと改めて感じる。
トラちゃんは保育園から帰るとバタンキューで3時間もお昼寝してしまった。


(保育園3~5日目)
9時からお昼ご飯を食べ終わる11時30分までに保育時間が延びる。
「離乳食を食べる時、スプーンのペースが遅いと大きな声を出して催促されます。
食いしん坊さんですね。」とさっそく連絡帳に書かれてしまう。
最近はほぼ完母状態だったためミルクは最高でも100ccしか飲んだことが無いのに、
保育園では離乳食プラス200ccも飲むそうで、見る間に肥えていくトラちゃんなので
あった。


(保育園6日目~10日目)
この日から3時のおやつ後にお迎えとなる。
トラちゃんを保育園へ送った足で近くのエステサロンへ。
戦場(職場)に赴く自分に活を入れる儀式とばかりに、結婚式以来2年ぶりにネイル
ケア(カラー無し)とフェイスマッサージを施してもらう。
妊娠・出産・育児でサビついた肌には何をしても気休め程度だろうと思い特に効果
は期待していなかったったが、帰宅した夫は「顔色が良くなったね」と言っていた。

搾乳の練習がてら、午前と午後に1回ずつ搾乳を開始。
久しぶりに搾乳してみると、以前より随分とおっぱいの出が良くなっていて驚く。
そのうち夜吸われた時だけ出てくる「魔法のおっぱい」になると聞くが、果たして本当
だろうか?と思う。
この期間は他にも家の大掃除、不要品の処分、離乳食や常備菜の作りおき、親しい
友人との久々のランチと大忙しだった。

保育園に行くようになってからというもの、トラちゃんは抱っこをおねだりして甘え泣き
をしたり、私の後追いをして泣き叫ぶことが多くなってきた。
知恵がついてきた証拠とも言えるが、いつも保育園に置いて行かれて寂しい思いを
しているのだろう。
一方の私も、トラちゃんが0歳にして親の知らない組織で親の知らない人々と関わって
いると思うと何だか寂しい気がする。
「保育園にあずけると子供の成長が見えなくなる」というのは本当で、知らないうちに
バイバイもオツムテンテンも上達しておりこれも嬉しいような悲しいような発見だった
が、「あれもこれもは贅沢というもの」と自分をいさめる。


(仕事復帰1日目)
保育園初登園の時以上に緊張しながら新しい職場へ。
朝から顔なじみの同僚らに声をかけられるが、すっかり会話の仕方を忘れており口が
よくまわらない。
しかしトラちゃんと一対一という生活が長かったせいか、親しく話せる相手がいること
や自分のロッカーや机があることすら純粋に嬉しくて、急に自分が鬱から抜け出した
かのような晴れ晴れとした気分になる。

上司となる人は同期でしかも昔からの飲み仲間でホッとしたのも束の間、私の顔を
見るなり別室へ連れていかれ、業務の説明というよりは仕事の愚痴をこぼされる。
わが社は私が産休に入った頃は仕事量が落ち込んでいたのに、現在は超多忙で
納期に追われあちこちに火がついている状態らしい。(私は文字通り「飛んで火に
入る夏の虫」か!?)
その後は会社の組織や私の立ち位置も理解できないまま、わけのわからない会議
に一日中つきあわされる。
どうやら今後は週一回のこの会議に職場代表で私が参加せよとのことらしい。
ただでさえブランクがあるのに、私が休んでいる間に会社の運用システムは大きく
変わり、何を聞いてもチンプンカンプン。
当面は午前と午後の休憩時間に搾乳をしようと思っていたのにそれもままならず、
会議の合間に速攻で駆け込んだトイレで圧抜きしか出来ず
おかげで帰宅する頃には胸がカチカチになってしまい、帰りにトラちゃんを抱っこ
するのが辛かった。

トラちゃんは長時間預けられたにもかかわらず元気いっぱいの笑顔で私を出迎えて
くれて癒される。
久しぶりの会社で疲弊し頭も混乱している私にひきかえ、すっかり保育園に慣れて
しまった彼女が羨ましい。
幸い乳腺炎には至らずに済んだが、育児休業明けのワーキングマザーにも子供と
同様に「慣らし期間」が欲しいものだとつくづく思うのだった。


(仕事復帰2日目~)
いよいよ本格的に仕事開始。
私としては子供も産んだことだし最前線からは退き、定時に帰ることが出来る業務に
就かせてもらいたかったのだが、人生の筋書きはそう甘くはなかった。
上司は私が0歳児を抱えていることなんか忘れましたという風に大量の難問を短納期
で持ってくる。
最初のうちは頼まれるのが嬉しくて張り切ってやっていたが、状況が見えてくるに
つれ、どうやら私は「火消し役」でこの職場に配属されたのだということに気付く。
以前の職場の仲間からも「大変な時に出てきたねぇ。一年間休めば良かったのに。」
と同情される。
しかしタラレバに執着するよりは、「きっとこれぞ私の使命」と前向きに考えたほうが
仕事も人生も楽しくなりそうなので、目の前の出来事は素直に受け入れようと決心。

トラちゃんは帰宅後すぐにおっぱいを飲みながら寝入ってしまい、お昼寝ではなく
本気寝モードに突入してしまうようになった。
放っておくと朝まで寝る勢いでお風呂の時も全く目が覚めないため、時々育児をして
いる実感が無くなり妊娠前の生活に戻ったかのような錯覚に陥ってしまう。
家事をしている時にまとわりつかれるのも大変だけど、寝てばかりというのも何だか
味気ない。
皆が「一緒にベッタリしていられるのは育児休業中だけだよ。」と言ったのはこのこと
だったのか・・・。

とはいえ、育児休業を切り上げての仕事復帰に関しては全く後悔はない。
仕事が辛くて悶々と悩むのではないかという当初の不安が的中しなかったのも幸い
だった。(出産をすると怖いものが無くなると言うから、図太くなっただけかも。)
むしろトラちゃんが保育園でいい子にしているから、多少辛いことがあっても自分も
頑張ろう!と思えるし、以前より明るい表情で仕事をしているように思う。
新しい同僚からは「なんかfeeさん、ずっと前からここで働いてる気がする。違和感が
無いし、すっかり馴染んでるよね。」と言われ、「えっそう!?態度がでかいからかな?
実は私もずっと前からここで働いてるような気がする。とても1週間前までは専業主婦
してたと思えない精神状態だし」と返している。

それにしても一日と一週間が終わるのが早いこと!
つい先日にはとうとうトラちゃんが保育園で最後の居残りとなってしまい、(それでも
職場では一番早く帰らせてもらっているのだが。)来月からは口うるさい実家の母に
内緒で「延長保育」の月極め契約をする予定。
トラちゃんには悪いと思いつつ、つくづく自分は仕事人間だと思う。
帰宅後は料理をするのが億劫で、本気でコンビニ弁当を買おうかと思ったことも一度
や二度ではない。
今のところ実家の応援と生協の宅配で何とかコンビニのお世話にならずに済んでいる
が、いつそのたがが外れるやら・・・。
私とトラちゃんは生活が激変したのに、夫だけが以前とほぼ変わらない生活だと思う
とちょっと悔しい!!



・・・というわけで、予想どおりスタートからバタバタな毎日で、いまだ自分のペースが
つかめていません。
今回お伝えできなかったマイホームのほうは、地鎮祭を済ませ契約が目前に迫って
いますので、これに関してはまた次回のネタにしたいと思います。






・あるブロガーさんが紹介しておられた「プレジデント」の記事。
専業主婦の子育ては2億円以上の機会損失

”子育ての最中は実感できないかもしれないが、子供が成長して教育資金が必要に
なる10年、20年後、あるいは老後に、選択の結果を知ることになるだろう”・・・育児は
損得勘定でするものではないとはいえ、これを読むとやはり仕事と家庭の両立がつらく
とも勤めあげねば!と思わせられます。



・愛読させていただいている「山鳥心理室」さんの記事
「無意識が結婚を阻む」

結婚や親子関係に限らず、さまざまな人間関係においてこの「無意識」についての
考察が同様に当てはまり、うーんと唸らされた記事でした。
無意識が実は本心だったりするんですね。



・育児休業中最後に読んだ本
案ずるよりワーキングマザー―エル編集者の育児日記
案ずるよりワーキングマザー―エル編集者の育児日記
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「初めて話した言葉は”バナナ”でも”ばぁば”でもなく”バイバイ”だった」
・・・保育園児の悲しいさだめです。


通園バッグとスタイ
bagsutai

fee_dragee at 20:30|PermalinkComments(20)育活