2011年05月

2011年05月04日

引越し回顧録

新年度に入り、ただでさえ忙しかった職場が震災の影響を受けますます超多忙となり
毎日3時間の残業(それでも一番早く帰らせてもらっている)が続いています。
夫が失業中でなかったら、トラちゃんのお迎えや食事の世話は一体どうなっていた
ことかと思いつつも、仕事という形で被災地の方々に間接的に協力していると思い
疲れた身体に鞭打ち踏ん張っている日々です。

それにしても会社というものはありがたいもので、トラちゃんを扶養に入れる手続き
をした際、「配偶者の離職が理由であればお子さんだけでなく配偶者も扶養に入れる
ことができますよ。」とのこと!(ただし出産予定があると審査は通らないのだそう)
夫を扶養に入れるなどとうてい無理、失業期間は国保と国民年金に自腹で加入する
しか道が無いと思っていた私は驚くやら嬉しいやら・・・

そんなわけで夫も扶養することとなり、名実ともに一家の長となった私ですが、夫の
失業のお陰で今回改めて会社や仕事のありがたみを実感することとなり、会社に不満
ばかりを言い連ねてきたわが身を反省することしきり、なのでありました。


夫のB社でのアルバイトは、いちおう頼りにされているようで「そろそろここに就職する
気になったか?」と社長から時々お誘いを受けている様子。
しかしハローワークに提示されている勤務条件とB社の正社員の現状は、大きくかけ
離れているらしく、(年間休日100日、残業無しとうたっているにも関わらず社員全員が
週に一日しか休まない、休日手当は一切無し、毎日最低夜9時までサービス残業etc)
かつての職場以上に過酷な労働環境となるため、今のところB社に就職をするのは
最後の手段という感じ。

もっとも夫の就活状況は極めて劣勢で、この1ヶ月で履歴書を送り書類審査で断られ
たのが2社、履歴書を送り返事すら来なかったのが1社、面接で断られたのが2社で、
残るは面接を既に済ませ合否の返事待ちが1社のみ、という状態。
私はとりあえずつなぎで派遣社員になることを勧めているものの、夫はどうも気が
進まないようで、最近は「やっぱりB社かなぁ・・・」と言いだす始末。

頼みの綱となった残る1社は、社長さんの息子(会社の専務)と夫の出身大学が偶然
同じだったことと、夫が保有している数種の資格にはやや興味を示してくれたらしい
けれど、既に2人が面接を受けにきていて、どちらも職務経験者だったにもかかわらず
2人とも断ったという話で、「何らかの基準で人を選んでいるのだな。」という印象は
拭えません。
連休明けにも返事が来る予定ですが、ここがダメならB社で妥協するか?それとも
もう少し粘って就活してみるか・・・?

悩むところです。


さて、遅ればせながら引越し回顧録です。

乳児を抱えての引越しは本当〜に大変で、必要な物と不要な物を選別しながら荷造り
をしようなどという当初の目論見は夢のまた夢。
結局は、とにかくゴミもひっくるめて全部段ボール箱に突っ込んでいくという作業に
終始し、引越し屋さんが到着してもその作業はまだ終わりませんでした。

引越しの見積の際、他社の悪口ばかりを吹聴するパンダ印の営業マンには「繁忙期
なのでよそはアルバイトが来ますよ。ウチは全員社員ですが。引越し専業でない会社
は、ひどい時にはクール便のトラックが来たりしますよ。」なんて脅された上、震災の
救援物資輸送を優先するため全国的にトラック不足と聞いていたので、引越し屋さん
が来なかったらどうしようと思っていたけど、当日はちゃんと猫印の引越し専用車が
やって来てひと安心。
しかも宅配便と同様、礼儀正しく仕事も丁寧な社員さんばかりでした。

しかしいざトラックに荷物を積んでみると、結婚した時は2トントラック1台に全て載った
はずなのに、今回は大物以外(段ボール箱類)がほとんど載らず
結局それらは実家の父達の自家用車で運んでもらうことになったのですが、私たちは
夫婦で買い物をする機会もあまり無かったから物はそう増えていないはず、と思った
のは大きな勘違いでした・・・。

荷物が増えているということは、荷物の開梱と整理には結婚当初以上の労力が必要
だったわけですが、今回はそれ以上に「物探し」に多大かつ無駄な時間とパワーを
費やすこととなりました。
一応、すぐに必要な物や身の回りの品は目印をつけて梱包をしたはずなのに、いざ
探すとなるとまるで宝探し状態で、例えばインスタントラーメンでも食べようかと
思っても、箸はあるが器が無い
大量の段ボール箱の中から30分かけて探すも器は見つからず、いい加減探すのにも
疲れ、ラーメンを諦めコンビニ弁当に。
またトラちゃんをお風呂に入れようとすると、タオルはあるがボディーソープが無い、
綿棒はあるが爪切が無い、オムツはあるがおしりふきが無い!(結局ドラッグストア
に走りすべて買ってくる羽目に)
片づけよりも物探しに終始している私たちを見かねた実家の母が、夕飯を持ってきて
くれたはいいが、今度は味噌汁のお玉が無い!
・・・という具合で、ただでさえ疲れているのに足の踏み場の無い新居で物探しに明け
暮れ、ヒステリックになるしかない私なのでした。

それから数週間、(まともに作業が出来るのは週末だけなので数日間ではなく数週間
でした)すべての段ボール箱を開梱し終えるまでは何かと不便な生活を強いられた
わけですが、収納場所を吟味する暇など無く、トラちゃんが昼寝をしている間にとにかく
収納の空きスペースに物を押し込んでいくだけで精一杯。
引越しの際の「仮置き」が結局いつまでもそのままになってしまうという話はよく聞く
けれど、わが家も全くその通りとなりそうな気配・・・。

いっぽうトラちゃんは新しい家で見る物すべてが物珍しく、あっちこっちを探検しては
せっかく納めた物をすべて引っ張り出してくれています。
最近ではトラちゃんが散らかした物をいちいち片づけるのも億劫になり、そのまま
放置してしまうことも・・・。
かつて小さな子供がいるお宅を訪問するたび、「どうしてここまで散らかし放題に
出来るのか!?」などと内心思っていたものですが、我が家も今、彼らの家と同じ
状態になりつつあり、当時の自分の理解力の無さを恨めしく思うばかりです。


そんなわけで、部屋がすっきり片付いたのは両親やきょうだいの家族を招いての新築
祝いをした時だけで、もしも来客が無ければいつまでも片付か(け?)なかったかも
しれません。
特に2階はただの物置と化しており、日に一度も2階へ上がらない日も多いことを思う
と、2階にある荷物は季節ものの衣類以外は不要物(=ゴミ)なのかもしれない、やはり
平屋建てにすれば良かったかと思うこの頃。
昔は「柳行李ひとつで」という言葉にあるように、自分の持ち物全てに氏名を記入して
使っていたほどに持ち物が少なかったのに(昭和ひと桁の実家の父などはいまだに
その癖が抜けず)現代人はとにかく物を持ちすぎで、片づけられない症候群やゴミ屋敷
が増えているのもうなづけます。

私も、今回の引越しでは物が多いことによる煩わしさと、「どんなに素敵な新築の家
も、物が多いと雑然として美しくない」ということを痛感。
折しも先日ふと目にした報道番組内で、震災の津波で家を失い避難生活を強いられて
いる女性が「持ち物は全部流されてしまったけれど、今までつくづくガラクタばかり
集めていたと思う。家を失って、本当に必要な物はほんのわずかだとよくわかった。
もう二度とガラクタ集めはしない。」と語っておられたのが非常に印象的で、その言葉
を胸に刻み、せめて今よりも物を増やさないよう"1つ買ったら(貰ったら)1つ捨てる"
を実行し、物に支配されない生活を目指そうと心に誓ったのでした。


最後になりましたが、新居に住んでみての雑感を少し記録しておきます。

・予算の関係でバルコニーは諦めたが、布団を干すためにやはり必要だった。
大後悔。

・ダイニングキッチンの収納物に対して大幅に収納力不足。しかも狭い!!
ダイニングキッチンは一日で最も忙しい時間を過ごす場所なので、リビング側を
削ってもキッチンは広々と取るべきだった。

・季節家電や工具等を収納する物置が無いため、洗濯物干し用のユーティリティー
が早くも物置と化している。スチール製の物置(○ドとか○ナバとか)を買う手もあるが、
それも何年か使えば錆びてしまうと聞く。今思えば当初提案された外部収納を採用
すれば良かった。

・寝室のウォークインクローゼットの入口は部屋の内部だけでなく外側にも設けたほう
がよりアクセスしやすく便利だった。これは全く盲点だった。

・押入などの収納内部に照明を設置すれば良かった。(薄暗いと物の出し入れが億劫)

・リビングまたは脱衣場付近にファミリークローゼット(サブクローゼット?)を設置
すれば良かった。
クローゼット=寝室という既成概念にとらわれず、洗濯物の出し入れや着替えのこと
を考えると洗濯物を干す所または脱衣場付近にクローゼットを設けるほうがより便利
なのは住んでみて初めて気付いたことで、これも盲点だった。
新聞の折込広告等を見ていると最近はそのような間取りの家が増えており、中には
キッチン横の家事室に主婦専用クローゼットやパウダールームが配置してある間取り
もあり、とても憧れます

・部屋の出入り口の扉やクローゼット、システムキッチン等の収納扉の木目を縦なら
縦、横なら横とすべて揃えれば良かった。(細かいことですが住むと気になります)

・床暖房を採用したのは大正解。
暖まりにくい空気と違い、肌に直接触れる床はせいぜい18度ぐらいで十分暖かいと
感じることができるため、床暖房は非常にエコな暖房設備と言えるそう。
立ちあがりが遅いというデメリットはオンオフのタイマーを上手に使えば解消、
逆に言えば立ちあがりが遅いということは冷えるのも遅いというわけで、消した後
すぐに部屋が寒くならないのはメリットと言えます。
床暖房のお陰で寒い日もスリッパ要らず、トラちゃんも薄着で床に転がっています。

・和室の押入を大き目サイズにしたのは正解。
和室を寝室にするとなると布団を収納する押入が必須ですが、毎日の布団の出し入れ
は結構重労働!
そこで我が家は和室の押入の奥行を規格より
やや大き目に、また中板の高さを低めに作ってもらうことでストレス軽減を図りました。

・・・とまぁ、今のところはこんな感じですが、ひと言で言うなら「お金をかけた部分は
ほぼ満足、お金をケチった部分はほぼ後悔」と言えそう。
しかし何よりの誤算は、ローンの最終契約段階において火災保険費用(ローン期間
分の一括払いが必須)でウン十万、抵当権の設定とやらに更にウン十万円の現金が
予定外に飛んでいったことで、これからマイホームを計画される方はその辺も念頭に
入れて資金計画を立てられることをおすすめします。
今後思いついた点は、また随時お伝えしていきたいと思います。


ともあれ、何より気がかりな夫の就活が次回更新までに無事決着していれば良いの
ですが・・・。




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