2015年03月

2015年03月15日

晩婚・晩産のツケ

3月に入り高校や大学の合格発表のニュースがチラホラ聞かれるようになりました。
私が受験生だった頃はバブルがはじける前で、地元の高校生はやたら都会志向が
強かったものですが、最近は少し様子が違うようで。
かつては旧帝大クラスに挑んでいたような層が地元の国公立医理工系学部へ・・と
いった地元志向(下流志向?)が"失われた20年"で定着。
そのあおりを受け、中堅クラスの学生が行き場を失っているんだとか。
それと似たようなことが高校受験でも起きていて、ひと昔前であれば猫も杓子も進学
前提で普通科高校へ、という流れだったのが今や職業科(専門)高校が大人気で狭き
門なのだそう。
というのも、職業科で成績上位を維持すれば就職は公務員、大手メーカーなど引く手
あまた。
進学するにしても、一般入試では到底入れないような難関大学へ専門高校推薦枠で
入学するという道があるからなのです。
身近な例では、友人E子も成績優秀な息子をあえて職業科高校に進学させ、今年見事
県職に内定。
わが甥っ子も同じ高校で部活に明け暮れAO入試で六大学の一つに進学、4月からは
大学院生です。(授業についていけているのかどうかは不明)
私の時代の職業科高校といえば、進学校へ行くには点数が足りず仕方なく振り分け
られた人が多かったものですが、今は成績上位の人がランクを落としわざと狙って行く
時代・・・これもまた「下流志向」でしょうか。

ところで、高卒の就職率が高いのには理由があります。
高度情報化社会となった今なお、日本経済を動かしているのは某大手自動車メーカー
はじめモノづくりの会社。
そして賃金を押し上げる要因となる高学歴社会を、実は企業は歓迎しません。
企業存続のためには低賃金で労働力を提供するブルーカラー層が必要であり、ゆえに
新規高卒者に門戸を広げておく必要があるのです。
いっぽう大卒ホワイトカラーは少数精鋭であれば良く、中途半端な中堅私大卒を雇って
も処遇に困る。(二極化)
となると、学費ばかりかかり、卒業後の進路も怪しい中堅私大しか狙えないような中堅
進学校はやはり中学生に敬遠されてしまう・・という構図なのです。(これも二極化)

また、都会の大学を出てUターン就職しようと思っても地方には学歴に見合う就職口が
無いという問題があります。
新規大卒のUターン先と言えば、学力はもちろん運とコネにも恵まれた人だけが地方
公務員や教員、せいぜい地銀あたりに引っ掛かればいいほうで、後は高卒者でさえも
敬遠するブラック要素の高いサービス業ばかり。(やはり二極化)
もちろん地方にも大卒者を大量採用する有名企業は存在しますが、そういった企業は
大卒者を「総合職」として採用するので、男女の別なく全国どこに配属されても文句は
言えず、当然転勤も有り。
逆に高卒で就職すれば、せいぜい役所の課長か工場の工程長どまりであるとはいえ、
定年まで単身赴任といったような社畜的な生き方を回避しつつ、三流大学を出た人より
はよほど安定した暮らしが出来るというもの。
下流志向やマイルドヤンキーというと響きは悪いですが、この二極化の時代、子供の夢
の上位に「正社員」がランクインしていることを思えば、職業科高校への進学はある意味
賢明な選択かもしれません。

更に言うと、特に女子は"高学歴ゆえに地元で就職できない"というジレンマがあります。
かつて私が働いていた職場でも通訳アルバイトを一名募集したところ、英語・中国語が
堪能な高学歴女子が何人も応募してきて驚きましたが、真面目に勉強していい大学を
出ても、地方にはその頑張りを生かす受け皿が無い。
かと言って親の協力が得られぬ都会では、やりがいのある仕事は見つけられても出産
と同時にキャリアを諦めるか、結婚・出産そのものを諦めバリキャリになるかの二択。
都会に疲れて地元に戻っても、キャリアを生かせるような仕事はもちろん彼女らに釣り
合う独身男性など残っているはずもなく・・・。
これまで、娘を持つ親達が「女の子だから地元に残って・・」と願うのは単に娘かわいさ
ゆえとばかり思っていたけど、実は女は働くにしろ育てるにしろ親の協力無しでは生き
づらいということを知る親の経験則だったのだと、今さらながらに納得する私なのでした。
そんなわけで「トラちゃんにはとりあえず勉強を頑張らせておいて、職業科コースを・・」と
目論むも、母いわく「いざ受験生の親となると、実力とかけ離れて低い高校へ行かせる
勇気はそう出ないもの」なんだそうで、何とも悩ましいこの頃です。

では継続テーマ「晩産のツケ」の続きです。

・祖父母の協力が得られない
先の話題とも関連しますが、保育環境の整ったこちらの地域でさえ女性が出産後も働き
続けるための第一条件は「祖父母(実家)の協力があること」と言われています。
しかし晩産であると、たとえ祖父母が近くに住んでいたとしても高齢ゆえに頼れないという
リスクがあります。
子供が保育園児の間はまだいいのです。
小学校に上がったとたん「小1の壁、小4の壁」が待ち受けています。
あらかじめ学童保育のある地区に住むのは必須条件ですが、最近は需要過多で祖父母
の家が近いと学童に入れないなど、抽選から外れるケースが多々あると聞きます。(小1
の壁)
運よく学童に入れたとしてもそれで一件落着ではありません。
保育園では最長20時まで預ってもらえたのに対し、学童は18時まで(私の住む地域の
場合)と環境は一変。
保育園時代と同じような働き方はもはや出来ません。
また子供同士のトラブル、学童PTAのドロドロ・・・祖父母の協力が得られない中でもし
子供(や親)が学童をやめたくなっても、地方の小都市には民間学童という受皿もありま
せん。
また中学年になり学童の対象から外れたら、放課後や夏休みはどうする?という問題も
発生します。(小4の壁)
1人で留守番をさせるのが危険、ではなくて。
いわゆる”放置子”となりよその家に入り浸るのが問題なのです。

それだけではありません。
子供がインフルエンザになったら?学級閉鎖になったら・・・?
祖父母に全く頼れないとなると、夫婦どちらかの仕事に穴をあけるのは必至でしょう。
そういった時には祖父母に新幹線で来てもらっているという頑張りママさんもいますが、
それも祖父母が元気であればこそ。
また政府がいくら育休や時短といったハード面を整備しても、それぞれの職場で起こる
大小の摩擦・・例えば時短者が残していった仕事のカバーで他の女性が家に帰れない
とか、逆に時短者以外の全員が遅くまで残業する職場の気まずさからから、時短者は
昼食もままならないとか・・にまで政府はフォローしてくれません。
そうした立場に陥った時、自分にも周囲にもひたすら我慢を強いるのか、あるいは生き方
を変えてしまうのか・・・お上のあずかり知らぬ現実は厳しいのです。
以前よりは環境が整ってきているとはいえ、現段階の日本はまだ「大家族」や「母は家に
居るもの」といった古い家制度を基準とした社会であり、祖父母の協力が得られぬ母親が
働き続けるには突き当たる壁が多すぎ!!
そして祖父母の全面協力があれば続けられない仕事はほとんど無い、というのが私の
持論です。
高齢母に限った問題ではありませんが、晩産の女性は産むまでにそれなりのキャリアを
積んでいる人が多いと思いますので参考まで。

また祖父母の協力があったとしても用心しておきたいことがあります。
それは、出産時に元気だった祖父母でも、子供が一人で留守番ができる年齢になるまで
元気でいるとは限らないということ。
私の場合はこれに当てはまり、「今年一年もった。来年は果たして・・」と案じながら暮らして
います。
つまり晩産になればなるほど祖父母はアテに出来なくなり、子育てと介護が一度にやって
くる可能性大、ということです。
更には、自分が年老いた時子供に早くから介護をさせるかもというリスクもついてきます。

・子育て中に更年期がやってくる
アラフォー出産をすると産後鬱になりやすいだけでなく、子供が手を離れないうちに更年期
に突入してしまうというリスクがあります。
私の場合はこの一年で随分気力が落ちました。
何をするにも面倒くさいのです。
「独身でいるからには既婚者に出来ない経験を」と鼻息も荒かった独身時代とは明らかに
違います。
あのやる気満々だった頃に子育てをしていたら、子供の可能性をもっと引き出してやれた
かも・・・と思うことはよくあります。
また最近よく実感するのが「ピンとこなくなった」ということ。(公私とも)
私はHSP気質のせいか割とピンと来るタイプだっただけに、「あーあの件ね」といった
ひらめきが出てこなくなり歯がゆさを感じています。
今のところ生活に支障が出るほどでないのは幸いですが、更年期と子供の反抗期が同時
に来るのも大変と聞きますので、その頃には何とか更年期を脱出していたいものです。

・体も頭も硬い
子育ての過程では、参観日や親子教室という避けられない行事が年に何度かあります。
そこでは創意工夫が決め手となる工作や手芸、また体力勝負の球技大会なんかが親子
チームで行われます。
私も工作を体験したことがありますが、発想力の衰えたアラフィフが作る作品はお世辞
にも見映えがいいとは言えませんでした。
また聞くところによると親子球技大会でへっぴり腰のお父さんは子供心にも恥ずかしく、
大活躍をしてくれる若いパパの子供は鼻高々なんだとか。
その辺は今も昔もあまり変わりませんが、晩婚で若いパパはまず望めませんので、子供
にとっての晩婚・晩産リスクと言えそうです。

・料理が上手くなれない
仕事にしろ趣味にしろ歳を取ってから始めるとなかなか身につかないもので、晩婚でいざ
料理を頑張ろうと思っても、これがなかなか覚えられません。
子育てをしながらフルタイムで働いていると、新しいレシピに挑戦する意欲も無く・・・。
個人的にこれはもう一生変わらないような気がします。
若い頃から母親業をしていたら、今頃は冷蔵庫の残り物でアイデア料理を手早く作れた
かも・・と思います。
ちなみに早くから料理をしていた人とそうでない自分の差を感じるのは、職場の同僚が
持ってくる愛妻弁当をチラ見した時や、友人の家にお呼ばれして手料理でもてなされた
時など。
おそらく詰め方や盛付けのちょっとしたコツだったりするのでしょうが、その年季に裏付け
された匠の技は私に無いものでした。
まぁ料理や家事は自己満足の世界なので、ツケというほどでもないかも?

・流行がわからない
子供が3歳くらいになると、若いママの子と高齢ママの子とで子供のファッションに差が
ついてくるような気がします。
特に女子はナチュラル系・ダンス系に関わらず今や重ね着が当たり前で、それを知らず
にトレーナー&ズボン姿がトラちゃんだけと気付いた時はガクゼンとしました
かたやギャルファッションの金髪ママ、かたや何を着ていいかわからないアラフィフの私
では差が出て当然と言えば当然なのですが
付け加えるなら、高齢ママは子供につい厚着をさせがちですが概して子供は暑がりです。
そして若いママもその子供も薄着ゆえ、初冬や初夏の服装で親の年齢がバレます
こちらの小学校は制服通学で、今から厚着に慣れては冬が大変という思いもあり、私は
意識して子供に薄着をさせるよう気を付けています。

また流行に関しては「子供の話題についていけない」というリスクもあります。
人は歳を取るとただでさえ興味や関心が薄れてしまうため、子供の趣味嗜好にも無関心
になりがちです。
これについては童心を持つ夫が対応するのが良かろうとのことで、我が家ではアニメや
ゲーム関係については夫が主担当。(そのためますます話題についていけないという
最近の調査結果では、父子でアニメ鑑賞をしている家庭は親子関係が良好というデータ
もあるようですので、コミュニケーションの手段としてお勧めです。


・・・以上、細かく挙げだすとキリがありませんのでまた思いついた時にでも。

こうしてみると、晩婚晩産のツケというよりは地域性や自分の経験不足も含め、結局は
性格(感じ方)の問題なのだ、ということをつくづく感じました。
しかし、伝えたかったのは
「一生独身」を貫くつもりでもある日結婚したくなり独身を悔やむのが人生であり、
「子供嫌い」で通していても、わが子の愛しさが産まずにわかるはずもなく。
「年齢的に子供は無理」と思っていても、妊娠反応が出れば期待をし、
「子供一人さえいれば」と思い産んだら、一人しかいない寂しさを感じ・・・
"月日変われば気も変わる"ということわざの通り、人の気持ちはうつろうものなのです。
これを読む未婚・未産の女性には、その時々の気持ちの変化に柔軟に対応できるよう、
「行動はお早めに」とアドバイスしたいと思います。
私も母親業を始めてまだ5年、この先何が出てくるかはわかりませんがこれまでの教訓を
糧に、少し先を予測しながら生きてみます。

さて、3回にわたりネガティブな側面ばかりを書き連ねてきましたが、こう見えても概ねは
楽しい晩産ライフです。
子供の笑顔で疲れも吹っ飛ぶとか子供に元気を分けてもらう、というのは月並みなセリフ
ですが真実なのです。
次回は、決して推奨はしないけど無くもない晩婚晩産のメリット(結果として良かったこと)
について少し考察してみたいと思います。



独身の頃にこれを読んでいたら・・と思える本でした。



25項目の中には「結婚をしなかったこと」「子供を育てなかったこと」も入っています。
ネット上でも晩婚晩産を後悔しているという意見は多々見かけますが、早婚を後悔とは
あまり見かけません。
「感情に振り回された一生を過ごしたこと」も項目に入っていてドキリ。






海外のセレブが火をつけ、最近日本でもその効能が話題になっているココナッツオイル。
私も非常に気になっています。
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