2016年04月

2016年04月07日

学童保育デビュー

保育園の卒園式が無事終了しました。
親にとってわが子の卒園式はどの卒業式よりも感動するという噂は本当で、トラちゃん
の園でも泣かせる卒園ソングはもちろん、ビデオレターや両親へ感謝の言葉などなど、
随所に涙腺の緩む演出が
卒園アルバムもいまどきは一人一人オリジナルのお手製で、園生活の写真だけでなく
先生方やお友達からのメッセージ、子供から両親へのメッセージなど盛りだくさん。
中でも担任の先生からはこんなメッセージをいただきました。
"思いやりがあり人の気持ちがわかるトラちゃんは、絵本の悲しい場面で涙ぐむ姿が
とても印象的でした。
知的好奇心旺盛なアイデアマンで、知らないことがあったら図鑑で調べたり、困った時
にはいい方法を率先して考えたり工夫したりと、いつも素敵な提案をしてくれました"
そういえば卒園式の最中、園児でただ一人涙を流していたトラちゃん。
リサーチ好きや工夫好きなあたりもまさに私のDNA。
先生の言葉は嬉しいけれど、遺伝すると言われるHSP(Highly sensitive person)
の兆しがトラちゃんに表れてきたかと思うと、少々複雑なのでした。

ところで卒園準備に忙しいさなか、年長児が小学校にお邪魔するという一日体験入学
がありました。
その体験入学では1・2年生のリーダーの元、年長児らが幾つかの班に分かれて給食
を食べたりゲームをしたりと楽しく交流をしたのだそう。
帰宅するなりトラちゃんは
「わたし、今日すっごいラッキーだったの。」
と言うので理由を聞くと
「だってAちゃんはBちゃんと同じ班で、CちゃんはD君と同じ班だったの。
でもわたしは違う園の子ばかりの班だったから、新しいお友達を1人多く作れたってこと
なんだよ!
あぁ〜○○保育園の△△君、めっちゃ面白かったー。
△△君と同じクラスになれたらいいのになぁ・・・。」
と目をキラキラ
その人懐っこさは一人っ子ゆえなのかそれとも0歳から保育園っ子だったせいなのか。
トラちゃんは場所見知りや人見知りがほとんど無く、スイミングのレッスン振替なんかも
へっちゃら。(一緒に通うS子ちゃんなどは、友達がいないとヤダという理由でレッスンの
振替は断固拒否なんだとか)
短期運動教室に参加した時も、小学生の男子グループがドッジボールをしているところ
へ「いーれーてー」と果敢に参戦。(実はおちょくられていたのだが本人は気づかず)
いつもそんな調子なので、下級生にまじって過ごさねばならない卒園式後の登園も特に
問題無かろうと思い31日まで休まず登園、翌4月1日からは学童保育へ行くことにした
のでした。

というのも我が家の場合、父は両家とも80歳を過ぎてアテにできず、義理母はフルタイム
パート、実母は内孫の子守で手一杯。
その毒母ぶりはいまだ衰えず、「トラちゃんは私が面倒を見る義理は無い」と言い、「稼ぐ
ことばかり精を出して、孫の一人も面倒を見ないなんて」とあからさまに義理母を批判。
(もちろん私の胸に納めてます)
それぞれに思うところはあるでしょうが、ともあれそんな事情で卒園後の預け先について
は選択の余地がありませんでした。
もちろん私も母親ゆえ、迷いが無かったわけではありません。
しかし考えようによっては、卒園後の年長クラスや入学式前の学童保育こそ我が家と
似た家庭環境の子供達が集うのであり、いわば似た者同士のゾーン。
何より入学式前の学童は、いち早く新しいお友達を作る絶好のチャンスではないか!!と
ポジティブ思考でいくことに。
ところが保育園からは「卒園式後はご家族でご協力の上、なるべく家庭保育をお願い
します。やむを得ず登園を希望される場合は云々・・」との案内。
"保育に欠けること"が入園条件だったはずなのに、こんな時だけ「なるべく家庭保育を」
だなんてと思うも、裏を返せばそれをサラリと言わせてしまうほど、預け先のアテが
ある家庭ばかりと読まれているということか。
卒園式の翌日には、それを証明するかのように登園する年長児童が数名に激減。
31日まで登園したのはトラちゃんを含め僅か3人でありました
もっともそんなことを気にするのは私だけで、トラちゃんは「いつもと違うお友達と遊べて
楽しい〜♪」と最後の園生活を満喫。
学童保育でも初日から学年の枠を超えた友達が出来たようで、ひと安心しています。

そしてその学童保育に関しては、ここ数ヶ月でさまざまな"壁"を見てきました。
別の市に住むワーママの友人は、校内併設の学童保育が平日は16時まで、長期休暇
に至っては12時までしか預かってくれないことを知り愕然。
相談できる人がいないため、「16時以降はいったい皆さんどうされているのでしょう」と
学校に尋ねたところ、先生いわく「お忙しいんですか?」とひと言
学校と学童保育は別物ゆえ聞く相手を間違えたと反省しつつも、同じ地域で同じく先生
と呼ばれる人であっても、保育士さんとはこうも認識が違うのかとため息が出たそう。
周辺には受け皿となる民間学童もないため、校内学童の後は塾通いをさせて一学期
を凌ぐつもりだけど、夏休みはさてどうしたものかと頭を抱えていました。

また、お隣の学校へ通う新2年生のママが直面したのはこんな壁でした。
いわく、
「1年生の時に学童で一緒だったお友達が今回待機になって、うちは当選だったの。
その子のママはたいそうご立腹で、あちこちに苦情を言いに行ってるらしいの。
うちも待機だったらそんなに怒らなかったのでは・・と思うとなんだかいたたまれないわ。
あちらとうちは家庭環境も似たり寄ったりだし・・・。」
とのこと。
かつて同じ学童で指導員をしていた知人にこれを話すと、
「それは指導員の意向が大いに関係してると思うよ。
新1年生は保育園と同じで家庭状況を点数化して選考するしかないけど、2年生以降は
子供やその親の態度も実は加味されるっていうもっぱらの噂・・・実際に面倒を見るのは
指導員だし、現場を一番よく知ってるからね。
特に男の子は学年が上がるほど落とされやすいみたい。
だって祖父母と同居や近居を落として、上にきょうだいがいる子を落としてそれでも定員
オーバーとなれば、どうしてもやんちゃな男子より手のかからない女子を多く取ろうって
なっちゃうわよ。
運営側だって一人でも多く預かってあげたい気持ちはあるからね。
男の子って1年生のうちはかわいいけど、2年生ぐらいから急に生意気な子が増えるの
よね。
で、大人しい男子がいじめの標的になるの。
それで辞めちゃう子も出てくるから、いじめっ子はますますのさばる。
叱っても言うことを聞かないし、そういう子の親に限ってクレーマーだし、荒れないように
するためには減点法も止むを得ずってとこかな・・・。
だいたい時給数百円ぽっちじゃ万年指導員不足にもなるわよ、保育士とおんなじで。」

確かに、当選したのは女の子で待機になったのは男の子という話だった。
また、手強い親子についてはかつてE子もよく言っていたっけ。
「公の場で言いたいことを言う親のほうが教育熱心なイメージがあるけど実は逆。
そういう場では控えめで、お役目の仕事のみ淡々とこなす親の子供のほうが色んな意味
でできた子が多かった」と。
その真偽のほどは置いといて、ただでさえ難しいママ友関係にこんなことで溝が出来て
しまうとは。
本来であれば協力しあうべき仲間同士なのに・・と胸を痛めたのも束の間。
それは他人事ではなく明日は我が身だったのでした。

昨今の世情を反映しわが学区の学童保育も年々入所が厳しくなっていると知り、覚悟をしていたところ我が家は無事当選。
トラちゃんのクラスでも落ちたという話を聞かないので新1年生は全員入れたのでは?と
思ったら。
子供が別の保育園に通っている近所のママは、我が家が当選と聞くや「えぇ〜!?なんで
ウチだけ待機なんだろ。いったいfeeさんちと何が違うというの・・」と不満を隠せない
様子。
急に立場を悪くした私は、「ほんと、いったいどんな選考基準なんでしょうね・・困ります
よね。」とひたすら寄り添うしかなく。
しかしよく考えてみると、彼女には5年生になるお姉ちゃんがいる上、実家の隣に家が
ある。
ご両親も我が家よりひと回り若そうだし、そりゃぁ人数によっては待機もあるでしょう。
・・と他人から見れば違いはアリアリでも、いざ当事者となったとたん「どうしてウチだけ
がこんな目に」となってしまうのが女のサガ。
女は差別されることにとても敏感なのであり、こと子供のこととなると冷静でいられなく
なるいうことを目の当たりにした出来事でした。

そのほかにも、祖父母がまだ現役で働いているのに同居しているせいで待機になった
(と思われる)新2年生。
両親とも帰宅が遅く、祖父がいつも隣の市から迎えに来ていたせいで、アテが無いわけ
ではないと判断され待機となった(と思われる)新3年生。
かと思えば「普段は自力で子供を見るつもりだけど、都合が悪い時のために申請したら
当選しちゃった。」と引け目なくカミングアウトする人。
そんな状況を知るにつれ「何か変じゃね?」と言いたくなるものの、言ってしまえば詳しい
事情を知りもせず見える部分の差ばかりを不満がる人々と同じになってしまうので、ここ
に記すに留めることに。
いっそ選考基準を明確にすればいいのでは?と思うも、先の知人によるとその年によって
申込者数の分母が違うので、選考基準も毎年流動的とのことでした。

いっぽう選考基準を明確にしている所もあるにはあるようで。
学童保育激戦区で知られる新興住宅地に住む同僚に話を聞くと
「うちは1、2年生は全員入れるというルールなの。
どんなに上手に選考したって、待機になる人がいる以上必ず不満は出るから、学年と
いうわかりやすい基準で切ってるみたい。
でもね、ここまでの道のりは大変だったらしいよ。
以前2年生で大量の待機者が出て大騒ぎになって、ようやく定員が少し増えたの。
しょせん行政ってそんな感じだから、feeさんのところも騒ぎになって少し改善された頃
にはもうトラちゃんは卒業してるわね。」
とのこと。
なるほど、誰もが納得できる(諦めのつく)学年というくくりで選別することで、クレームを
防止するという苦肉の策か。
たとえそれが、実は親が働いていないのに学童に来る2年生や夜遅くまで一人留守番
を強いられる3年生を生むことになったとしても・・・。
折しも国会は「保育園落ちた、日本○ね」のブログで大揺れだった時期。
これについては賛否両論が飛び交い、「保育園に全入可能な田舎に住めばいいだけの
こと」と意外に冷静な意見が多かったのが印象的でした。
実際わが県も地方創生とか言って移住キャンペーンを必死に繰り広げているけど、いざ
田舎に家族で移住しました、家も就職もお世話してもらいました、保育園も難なく入ること
ができました、でも学童に入れませんじゃなんだかなぁ・・と思ってしまう私なのでした。

そんなわけで色々な情報が錯綜する中、親としては複雑な胸中の学童デビューでした。
ところがいざ通い始めてみると、当落の悲喜こもごもを見聞きしてきただけに、「学童の
おかげで安心して働くことが出来る」というありがたみを感じる今日このごろ。
学童に関してはネガティブな情報を吹聴する人もいて不安は尽きませんが、ここでお世話
になるしかない私はなるべく良い面だけにフォーカスし、ワーママ街道を邁進したいと思い
ます。





■子供を一人で留守番させられないこのご時世、そもそも全員入れないのがおかしい、
親の労働形態によって放課後の子供の居場所が違うのはおかしいという考えに基づき
希望者「全入」の学童が江戸川区で実現。
こんな学童が全国に広がると良いのですが。
脱常識!江戸川区のすごい「学童保育」





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