2016年10月

2016年10月13日

露出狂

40代最後の誕生日を迎えて間もなく、トラちゃんの運動会がありました。
小学校の運動会は前日から場所取り合戦があると聞いていたものの、我が家は「お弁当
を食べる場所さえあればいいや」とそれには不参加。
というのも甥っ子らの運動会を見る限り、わが子の出番以外は木陰で雑談やスマホを
している親が多く、グラウンドに座り続ける人は少ないように見えたから。
当初トラちゃんは「なんでうちはテントじゃないのー」と暴れていましたが、観覧
スペースはいかにも排他的なママ友グループやスポ少チーム家族らが大型テントと
ブルーシートでほぼ占領
今にも宴会を始めそうなノリの人々の横でこぢんまりと座る単独家族は傍目にも居心地
が悪そうで、「場所取りをしなくてヨカッタ」と胸をなで下ろすと同時に、今後も我が家が
場所取りに参加することはないと思うと気持ちが軽くなるのでした。

そしてこの日は朝からげんなりする出来事がありました。
私と夫が大荷物を抱え学校へと歩いていると、信号待ちでH夫妻に遭遇。
Hママは私が抱えるレジャーシートを見るやいなや言いました。
「あれっ?feeさんちは場所取り行かなかったんですか〜?
うちは昨日、旦那に半休取らせて○○ちゃんちと2家族分の場所取りをしたんですよ〜」

・・またしてもいきなりリア充アピールか。
私は内心毒づきながらも「へぇ〜」と驚いてみせた。
「今度○○ちゃんちと一緒に××に行くんですよ。
だから今日はその打合せも兼ねてて・・」

間髪をいれず追い打ちをかけるところもお約束。
誰とどこへ行くだのといちいち自慢してくるその性癖は、まるで"露出狂"だ。
露出すればするほど私のような者に見下されるというのに。
私だったら親しい人とのプライベートは秘めごとであり、ブログ上では言えてもリアルの
他人には言いたくもなければ知られたくもない。
もし話の流れで言うことになったとしても個人名など出さない。
そんな私のDNAを受け継ぐトラちゃんは、「みんなが嫌な気持ちになると思ったから△△
ちゃんと遊んだことは言わなかったの」なんてデリカシーをもう身に着けている。
DNAといえば、Hママは子の定期健診、保育参観や親子遠足に至るまでいつも旦那を
同伴させていたとかで、それを揶揄するアンチHママ一派?もあったと伝え聞く。
常に旦那を従えてなおボスママになれるのもすごいけど(旦那が毎回仕事を休めるの
もすごい)単独行動ができないその性格は、子のHちゃんもそうであるようにやはりDNA
なのだろう。
「ほらね、言ったとおりでしょ。」
私が囁くと、夫は小さく頷き苦笑い。
これまで、いくらHママの厚顔無恥ぶりを訴えても的を得なかった夫がようやく納得して
くれたのが、唯一の慰めでした。


さて秋分の日を境に日は一気に短くなり、台風が続くうちに放課後遊びは自然消滅、
半年ぶりに元の生活ペースが戻りホッとしています。
子供同士が家を行き来するようになると、単純に"遊び相手がいてありがたい"と思え
ないことが多く、悩める時には先輩ママである友人やネット上のアドバイスに学ぶことの
多い半年でありました。
たとえば
"放課後遊びは学校でも仲良くしてもらえる保証にはならない"という意見。
子供達にとって上げてもらえる家は都合のよい遊び場でしかなく、わが子目当てで来る
わけではない、というのが家を溜まり場にされた経験を持つ人の共通認識でした。
また
"よその子でも叱らないとどんどんつけあがる"とか"うちのルールに従わない子は出禁"
というツワモノママの意見。
当初「私には絶対無理」と思っていたのが、今や「まったくその通り」と心境が変化して
いて我ながら驚きます。
その転機となる事件・・身バレのリスクもあり記事にしようかすまいかと長く迷っていた
ネタがあったのですが、時を置いてここに密かにレポートしておきます。


いつものようにHちゃんとYちゃんが我が家へ遊びに来ていた夕方のこと。
庭木に水やりをするため外に出ようとした時、内玄関の隅に置いていた盛り塩が皿ごと
ひっくり返り、土間に落下しているのを発見しました。
とっさに
「あーっ、たいへんだ〜!! みんな、ちょっときて〜!」
大声を上げつつ、その犯人がHちゃんかYちゃんのどちらかであることに気付きドキドキ
した。
ちょうど子供らはかくれんぼをしている最中で、HちゃんとYちゃんが連れだって玄関方面
に逃げたのを確かに見たのだ。
その後1人は和室へ、もう1人は2階へ掛け上がっていった音が聞こえた。
鬼役のトラちゃんはといえば見当違いな風呂場のほうばかり探していたので、玄関には
行っていない。
私の叫び声に、3人が集まってきた。

「なんだか大変なことになってるんだけど、誰がやったのかな??
ほら、お皿も割れてるけどケガはしてない?
やっちゃった時、すぐおばちゃんに教えて欲しかったな〜。」

「知らな〜い。」

口を揃えて返事をしたのはHちゃんとYちゃん。
2人がシラを切ったので疑われるのはこの家の子である自分だと思ったのか、トラちゃん
も慌てて「私、玄関はまだ探してないもん!」と言ったけど、ショックのあまりそれに頷いて
やる余裕などなかった。
皿をダメにされたことではない。
トラちゃんの友達、それも1年生になったばかりの子らが私に向かって真顔で嘘をついた
のがショックだったのだ。
しかしめげずにもう一度。

「これ、わざとやったんじゃないと思うんだ。
きっと慌てていたからついうっかり、だよね。
だから、正直に教えてくれればぜんぜん怒らないし、パパやママにも言わない。
ぜったい4人だけの秘密にするから、やった人は手を上げてほしいなぁ。」

しかし帰ってきた言葉はこうだった。

「知らない〜」

「私もぜんぜん知らない〜。」

・・・さてどうやって2人を切り崩そうか。

「それはおかしいね。
だって皆が家にきた時はひっくり返ってなかったし、自然にこうなるわけないし。
それにこんなに塩が飛び散ってお皿もパリンって割れたんだから、やった人は絶対に
気づいたはず。
・・ということは、誰かが嘘をついてるってことだ。
嘘をついたら、やがて地獄に落ちるんだよ。
神様は全部知ってるんだから。
だってこれ、神様のお塩だからね。
神様はひっくり返したことも、その人が嘘をついたこともぜーんぶ知ってるんだよ。
すぐに本当のことを言えば、神様も許してくれるんだけどなー。」

「知らない。」

「私じゃないもん、ここ通るときちゃんと気を付けて通ったもん。」

・・・神様を担ぎ出してもダメだった
おそらく犯人は、口数の多い後者のほう。
それが親子揃って印象の悪いHちゃんではなく、Yちゃんなのは残念だった。

「そっか、じゃぁもういいや。
おばちゃん、後で神様に直接聞いてみる。
あそこに神様がいるからね。(と神棚を指差す)
でも嘘をついて悪かったなって思ったら、明日でも明後日でもいいからごめんなさいって
こっそり言いに来てね。
・・・今日はもう、お外へ行って遊びなさい。」

気持ちが萎えるのを感じながら3人を外へ出した。
比べたくはないけれど、あの2人を見ていると"マンモス園育ちだとこうも小賢しくなって
しまうのか"とつい考え、ピュアな子ばかりだったトラちゃんの園友達が懐かしくなる。
それは世間の幼稚園ママが保育園の子を何かと批判してしまうのと同じように・・。

悶々としながら放射状に散った塩と皿の破片をかき集め、ふと「しまった」と思った。
内玄関の人感センサー(人の気配で照明が点灯する)が防犯カメラだと言えばよかった。
天井に埋め込まれた丸い人感センサーは、小学生にはいかにも防犯カメラに見えたはず。
"天井についてるあれ、泥棒が入ってきた時用の隠しカメラなんだよ。全部ビデオに録画
してあるんだよ。おじさんが帰ってきたら調べてもらうからね"と言えば・・・
そんな知恵も10年前ならタイムリーにひらめいたのに、悲しいかなアラフィフの頭脳では
とっさには出てこず、いつも後の祭りなのだった。
だがそれを言ったところで、果たして白状してくれたかどうか・・。

この事件をきっかけに、わが家では「平日の放課後は家の中で遊ばない」というルール
を作成。
ちょうどその頃、外遊びでしばしば嫌な目に遭っていた(そのこともあり、つい家遊びを
容認していた私も悪い)トラちゃんは難色を示したものの、「もし何で?って聞かれたら
"お父さんがダメって言ったから"と言いなさい」と夫を悪者に。
もっともこの事件が無ければ天候や季節と無関係に家遊びが延々続き、ストレスを抱え
込んでいたのかも・・・とすれば結果オーライ。
事件が早めに起きてくれて良かったのだと自分に言い聞かせたのでした。

そんなわけで、ヘタレな私も色んな人間関係に揉まれ少しは耐性がついてきたかなと
いう感じ。
一方、成長著しいトラちゃんは10月に入りいよいよ放課後遊びができなくなると、これ
まで私が付き添っていたスイミングスクールへバスで通うと言い出しました。
というのも、送迎バスの車中がかなり楽しいらしく、その噂を聞くたびトラちゃんは
しきりに羨ましがっていたのです。
もちろん私は送迎込みで2時間もの自由時間を与えられ大歓迎
・・のはずが、嬉々としてバスに乗り込むトラちゃんを見送るたびわが子がどんどん離れ
ていくようで、一抹の寂しさを感じているこのごろです。



しつこくご紹介しているエクエル。
一時は閉経かと思われた生理周期が順調になり、量も不妊治療時代にこれを飲んでいたら
もしや・・と思わせる量に戻りました。(内膜が厚くなった?)
長く続いていた朝の倦怠感が激減、気分的にも体調的にも快調な日が多くなり本当に驚いて
います。
【大塚製薬】エクエル
【大塚製薬】エクエル



下に見る人 (角川文庫)
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トラちゃんが人生最初で最後?の色別リレー選手に選ばれ、あわててこちらの”トップ
スピード”を購入。
瞬足やバネのチカラよりいいとのレビューでしたが、グラウンドでの徒競走に最も適して
いるのは実はサッカーのスパイクシューズなんだとか。