2016年11月

2016年11月14日

出る杭は打たれる!?

先日、久しぶりに再会した同級生R子の家に遊びに行ってきました。
そのきっかけはトラちゃんの運動会。
同じ学校の6年生に娘がいる彼女とは、子の学年が違うせいかこれまでの行事で会う
こともなく過ごしていたところ、思いがけず運動会のトイレ待ちで再会。
積もる話も尽きないから改めて今度お茶でも・・となったというわけ。
R子は上の子の小学校入学を機に退職し専業主婦をしていたものの、最近は家から徒歩
数分の会社で半日だけ働いているそうで、まさにワークライフバランスの理想形。
とはいえ今年は子供2人分の学校プラス地区がらみの役員を3つも引き受け、気苦労が
絶えないそう。
しかしそれらを難なくこなしている風に見えるのは、彼女の言葉の端々からかつて感じ
なかった何か・・子育て中に築いた人脈、自信、図々しさetcといったものがにじみ出て
いたせいでしょうか。
そんな彼女が語る学校情報は、まさに"私の知らない世界"でした。

たとえば、運動会の鼓笛隊で指揮をしていた女の子が美少女だったねと私が言うと、
(R子)「彼女は美形な上に勉強もスポーツも出来る優等生タイプなので、一部の女子
グループからいじめられ気味なのよ。」
と言う。
いわく、ちょっと不潔だったり太ってたりという単純な理由でいじめが発生していたのは
昔のこと。
今の女子は高学年ともなると人間関係が大人並みに難しく、いい意味で目立つタイプ、
たとえば"生徒諸君"(古っ!)のナッキーみたいな優等生が妬まれ陰湿ないじめに遭って
しまう。
その女の子は児童会活動もやりたかったのだけど、これ以上出すぎては益々妬みを買う
と思い、立候補を諦めたのだという。
もっともこんなのは優等生に限ったことではなく、R子の娘ですら何かにつけ"目立ちたく
ないから適当にやる"などととつぶやくそう。
いやはや、今どきの小学女子はホント難しい・・・
っていうか伸び盛りの小学生が、保身のために持ち前の意欲や能力を存分に発揮でき
ないなんて。
私が小学生だった頃は優等生に対して尊敬や憧れはあっても、それがいじめに発展する
なんてことはなかったのに。

「そういう時代になっちゃったのは、母親達にも原因があると思う。
だってね、よその子が何かの代表になったり表彰されたりしたのを知ると、すかさず牽制
してくるママって必ずいるのよ。
口では月並みなお世辞を言うんだけど、明らかに牽制以外の何ものでもない。
そういうアンテナを張り巡らしてるママは大抵噂好きで、"あの子は親が熱心だからねー"
とか、勝手に風説の流布をしてる。
中には学校行事で皆が集まっている時をわざと狙って、『新聞、見ましたよー!◯◯ちゃん
すごいですね〜!毎日どれくらい勉強(練習)させてるんですか?』とか言ってくるママも
いるよ。
他人を褒めていい人になりつつ、そこに居合わせたママ達の嫉妬心を焚きつけるという・・
その嫌らしさったらないよ
そんな母親が増えてるから、子供だって自然とそんな風になっちゃうのよ。」
・・・なるほど、その通りかもしれない。
昔は舅姑の目があったから言葉を謹んでいた母親も、今は核家族化で自分の腹の内を
言いたい放題、子の前でも嫉妬心丸出しの母親が増えているのは確かだろう。

ではわが子が何かで賞を取ったりしてお世辞を言われた時の対処法は?と聞くと、
「妙にへりくだって『ぜんぜん大したことないのよ〜』なんて言うのは逆効果。
陰で『ぜんぜん大したことじゃないんだってさー』なんて言われかねないから。
そんな時はまず素直にお礼を言うか、『私もびっくりしてー』とか言ってそこは否定せず、
『でもウチは運動がまるで駄目でしょう?おたくみたいにスポーツ万能なほうがだんぜん
羨ましいですよー』と、誰も否定できないようなわが子の苦手分野に話をすり替えるのが
無難かな。」
とのこと。
何とも高度なテクニックで、果たして私に応用できるかどうか・・

更にこんなことも教えてくれました。
女子は小2あたりから教室内に強気グループ、中間グループ、地味グループ・・といった
スクールカースト的なものが自然発生してくる。(最近は1軍、2軍、3軍などと呼ぶそう)
ひと昔前なら優等生タイプは先生に一目置かれ、そのままクラスのリーダーだったもの
だけど、今はいわゆる優等生タイプが上位グループに所属するとは限らない。
上位グループはもちろん目立つメンバー集団ではあるけど、それは運動、特に球技系が
得意とかギャル系や不良系といった意味で目立っている場合が多い。(学校によりけり)

いっぽう下位グループ、特に中間グループ女子にとって上位グループは常に憧れの的。
中間グループでもちょっと大人し目のメンバーだったりすると物足りなく感じるのか、今
のグループを離脱し上位グループ入りを目指すチャレンジャーもいる。
親としては今のポジションにいれば安泰なのに何故!?と思うけど、強い群れに属したい
動物の本能なのだろう。
しかし現実はそう甘くない。
輝いて見えた上位グループの人間関係は予想以上にシビアで、そこに定着できる者は
僅か。
今さら元のグループに出戻るわけにもいかず、かと言ってオタク女子や不思議ちゃんが
多い地味グループは、日陰者同士の絆のようなものがあって更に排他的。
そうしてチャレンジャーは居場所を失いがちなのだという。
小学校でこんなだから、中学や高校はもっと大変。
たとえば修学旅行や創作ダンスの班編成なんかは、学年が上がるにつれ教師が介入
しなくなるので、揉める時はとことん揉める。
人数があぶれたら誰を出すのか、あぶれた者同士の寄せ集めチームがギクシャクする
のは皆知っているので誰もあぶれたくない、最悪折り合いがつかなければそれまで平和
だったグループに亀裂が・・というパターン。
口では言いづらい陰口もラインなら言えてしまうから、一夜のうちに仲間の態度が豹変、
なんてこともあったり・・。
そんなこんなで、子が幾つになろうと親の不安は尽きず、こと娘を持つ親の悩みは高度
になる一方だと言っていました。

もちろんこんな話ばかりしていたわけではなく、先生方のオトナの裏事情なんかも教えて
もらいました。
たとえば自由研究や図画工作といった夏休みの宿題は、先生が学校代表となる優秀作
を選ぶのだけど、実はその選定の際、自力で仕上げたかどうかについては考慮しないん
だそうで。(これも学校によりけり)
ようは作品の出来が良ければ選ばれる・・たとえ親がかりであるのがみえみえだったと
しても、優秀な作品を親がかり疑惑を理由に不選抜にはしないものなんだそう。
それは学校としてのプライドなのか、あるいは親という環境条件も身体能力と同じように
生まれ持った能力と捉えているのか・・?
真相はともかくとして、そういった事情を熟知する親の中には、一字一句残らず作文を
考えてやったり、絵の下書きから仕上げまでやってのける強者も。
それを先生が黙認するのは、きょうだいで何年にも渡って優秀作を連発してくれる親子
という意味でギブアンドテイクの関係だから、なのだそう。
自力オンリーの作品はどうしても目劣りし、頑張りを評価されることも日の目を見ることも
ないのはなんだかなぁという気もしますが、現実に"親がかり度"を測る術があるわけで
なし。
仮に、ある学校だけ"親は手伝うべからず"なんて法律を作れば、たちまち学校全体の
作品レベルが低下するわけで。
教師にも成果目標が課せられているという昨今、結局は成果物で評価する以外に道は
無く、巷に宿題代行業が流行る理由がわかったような気がするのでした。

そんなわけで、R子とはご近所や子の同級生のママ達とは出来ない本音トークで盛り
上がりました。
同じように子育て談義をするにしても、子を通じて知り合った母親達との会話は疲弊する
だけなのに、旧知の仲だと明日への活力をもらえるというこのギャップ
"友達は学生時代の友人とおやりなさい"という美輪明宏さんの言葉はつくづく本当だと
思います。
お世辞にも人づきあいが得意と言えない私は、もう少し早く結婚して子育ての時間をR子
と共有したかった!!と思わずにいられないひとときでありました。

さてこの話には続きがありました。
わずか2週間後、R子が言っていた通りのことがわが身に起こったのです。
それは学期に一度行われる学童の清掃奉仕活動でのこと。
母親達に混じり草むしりをしていると、例のお世辞ママが私に声を掛けて来ました。
「この前の学年だよりにトラちゃんの読書感想文、載ってましたね〜。
すごい上手でびっくり〜! っていうか感想文出すっていうのがすごすぎ!!」
・・えっと、夏休みの宿題は読書感想文か創作童話から一つ選択必修だったんだけど。
それに学年だよりに感想文が載ったのはうちだけじゃなく4〜5人はいたはず。
ドギマギしつつも
「あ〜あれね、実は消去法なんですよ〜。
うちの子、創作童話なんて無理って言ったので仕方なくて・・
童話を創作できるほうがだんぜんステキですよー」
とR子の教え通りに(というか本心)答えてみるも、完全に声が上ずっていたような
と同時にR子が言ってたのはこれだったのねと納得。
後ろのほうで「ウチも感想文にした〜。まるであらすじだったけどね。」と言う誰かの声
が聞こえてきたのがせめてもの救いでした。

・・・っと気づけばまたまたネガティブ度満載の記事になってしまいましたが、とある
ネット情報によると、日記系ブログの中で好んで読まれるのはリア充ブログではなく実は
ネガティブブログなんだそう。
"他人の不幸は蜜の味"という通り、ネガティブブログはもっと読みたい衝動に駆られる
反面、リア充ブログはすぐ飽きられ、ともすると妬まれがちなんだとか。
言われてみれば確かに、私も共感ポイントの多いネガティブブログが好きです。
だからというわけではありませんが、ネガティブ思考(嗜好?)は地なので変えようがない
のでそのままに、来年は(来年こそは)投稿スタイルの変更を!と考え中です。