2017年08月17日

比べずにはいられない症候群

過去記事で触れたスポーツ教室でのこと。(夏休み前の話なのでネガモードですがお許しを

張り切って申し込んだスポーツ教室だったが、トラちゃんからお世辞ママの子Fちゃんも参加するらしいと聞いてからはすっかり意気消沈、初日からため息が出た。
こういう場でお世辞ママと顔を合わせると、自分のことを差し置いて「トラちゃんあれもこれも参加してすごいねー」などと逆マウンティングされるに決まってる。(嘘でもいいから「トラちゃんがいて心強いわ〜」とでも言っときゃいいものを。)
しかしこれも運命、挨拶だけはちゃんとしようと腹をくくり会場へ行ってみると、駐車場は保護者の車と車を降りる親子で大渋滞。
土曜の午後という微妙な時間帯しかも校区外、加えて指導が厳しいというから参加者は少ないと踏んだのに・・。

「あ、1年生の○○ちゃん!  あー△△君もきてる!!」と騒ぐトラちゃんに生返事をしつつ、私は敵を探すかのごとくキョロキョロ。
が、F親子は見当たらなかった。
そして入口で靴を脱ごうとした時、エントランスのロータリーに見覚えのある車が入ってきた。
Fママの車だった。

一瞬身構えたものの、降りてきたのはFちゃんとおばあちゃん。
Fママが運転する車はそのままスーッと出ていった。
ホッとしたのは言うまでもない。
ナーバスになってたのがバカみたい・・そう思ったのも束の間。
次の瞬間、ムクムクと別の感情がわいてきた。

土曜日までおばあちゃんなんだ。

甲斐甲斐しくFちゃんの世話を焼く若いおばあちゃんを見ていると、負の感情がわきあがるのを抑えられなかった。
かたや平日も週末も実母が全面サポートのFママ。(F家は実母と同居ではありません)
かたや実母が近居といえども、たまにトラちゃんを預かってもらうのもブツブツ言われる私・・。

いや、Fママだって仕事中だったのかもしれないし、下の子の用事だったかもしれない。
絵だけで判断しちゃいけない。
比べるのは不毛だとわかってるけど・・。

そこへ、トラちゃんと同じクラスの男の子と下の子2人を伴ったママさんがやってきた。
いつも颯爽としている彼女は都会出身のフルタイムWM。
旦那さんも県外人しかも単身赴任中というすごい頑張りママさんだ。
前に彼女が「習い事は土曜日しか入れられなくって・・」とボヤいていたのを覚えているが、彼女のような人は自分と誰かを比べていちいち落ち込んだりなんかしないのだろう。
というか比べる暇も無さそうだ。
好き勝手に走り回る子らを追いかける彼女の姿を眺めていると、どんよりとした心のもやが晴れていくのを感じた。
それは自分より大変な人を見たからなのか、それとも彼女を見習わなくちゃというポジティブ感情がわいたからなのか・・いずれにせよ彼女の登場には救われる思いだった。

そういえば以前こんなことがあった。
あれは入学してしばらくした頃だったか、Hママが所用で我が家へ来たちょうどその時、私の母が自転車で野菜を持ってきたのだ。
(Hママ)「トラちゃんのおばあちゃん??
feeさんて地元の方だったんですか!?」
「そうなんです、実家は市内なんです。」
「知らなかった〜!
XX市にお勤めだって聞いてたから、てっきりそちらの方面とばかり思ってました。」

そう言うHママの表情は驚きよりも落胆の色がありあり。
当時の私は彼女の正体をよく知らなかったので、XX市勤務という私の過去を知っていることに面食らい、なぜそんな顔をするのかまでは頭がまわらなかったのだが。
Fママにわきおこった自分の感情で、今さら気がついた。
あの時のHママは、ちょうどさっきの私みたいに敗北感でいっぱいだったのだ。
"feeさんちもウチと同じく実家サポート無し組"と思っていたのに、実はそうではなかったという・・
(祖父母近居だと学童に入れないケースが多いので、わが家も実家が遠方と思い込んだものと思われます)
なるほど、実家との距離はフルタイムWMにとって無視できない格差要因ではある。
Hママにとって、私の母が野菜を持って現れた図は、さっき私が見た玄関でのひとコマと同じ衝撃だったのだろう。

もっとも実家サポートに限らず、やっかみの材料なんて何でもアリだ。
私なんて、「ひとりっ子は気楽ね〜」ぐらいはクラス全員のママから思われてても何ら不思議はない。
現に一度、「トラちゃんちはひとりっ子だからお金持ちなんだよねー」とFちゃんに言われたことがある。
どうせあの母親の受け売りだろうが。
ひとりっ子親の胸中も知らず都合良く下に見たり、逆手に取ってやっかんだりと、他人とは本当に勝手なもの。
絵だけで勝手に判断してしまうという意味では、私も同類だが・・・

他人と比べない生き方
志賀内 泰弘
日本実業出版社
2011-08-27


比べない生き方のほうが楽なのはわかってるけど、それが出来れば苦労はしない。
マイペース過ぎなYちゃんママのようにもなりたくはない。
少なくとも晩婚道を語る者としては、「私が好き勝手やってた20年、みんなこの母親業をやってきたんだなぁ。」という気づきは忘れちゃいけないと思うのでした。


比べずにはいられない症候群
香山 リカ
すばる舎
2014-06-18



fee_dragee at 00:10│Comments(6)習い事 | Book

この記事へのコメント

1. Posted by 鯉のぼり   2017年08月21日 23:20
こんにちは。子供が大きくなってくると、周りとの関係性とかで色々と思い悩むこともでて来るのですね。うちの子は1歳8ヶ月になりましたが、まだ殆ど言葉も出ていませんし、保育園でも他の子供との関わりというのもない感じです。親同士の付き合いも今の所ありません。数年後には色々悩みも出て来るのでしょうね。

僕はもうすぐ43、奥さんはもうすぐ37になります。僕としてはもう1人欲しいと思っており、奥さんもそう言っています。先日話し合った際、僕としてはリミットを今年中と設定し、「今年できなければ来年は病院に行こう」と提案しています。でもやはり、病院に行ったりするのは気が進まないみたいです。こういうの(仕事みたいに期限を区切ったり、段階を設定して一つ一つクリアしていこうとしたりする)って男の発想なのでしょうね

そこで、近々、僕だけ一人で先に病院に行ってみようかと思っています。ネットで調べると「男性不妊外来」というのが出てきます。まずは僕が受診して問題なければそれで良し、問題があれば治療して貰う。僕が先に行動した方が、奥さんも「それなら私も」と思ってくれるのではないかと期待しています。
2. Posted by fee_dragee   2017年08月24日 22:09
鯉のぼりさんへ
お子さん、もう少しで2歳ですか!
確かに2歳前後だと2人目ラッシュはまだ少し先で、奥様の焦りは少ないかもしれませんね。4歳くらい開くとそりゃもう焦ってしまうんですけどね・・。

鯉のぼりさんは男性の割に繊細な方とお見受けしますので、もしかしたら奥様は大らかな方でしょうか。(だいたい夫婦ってそんなもんです)
だとしたら奥様がやや呑気でいらっしゃるのもうなづけます。
問題は、2人目が叶わなかった時のことを想像してもらうことなのですが・・あまり思い悩まないタイプの人にそれを想像してもらうのはなかなか難しいかもしれません。
まずは夫婦で焦りを共有することが肝心ですので、「不妊治療 もっと早く 後悔」でググって奥様に読んでもらうというのはいかがでしょう?あるいは二人目不妊に悩む方のブログを読んでもらうとか。
巷には国内外問わず有名人の高齢出産のニュースが流れていますが、「芸能人は若い時の凍結卵子で産んでいるんだよ」 とぜひ教えて差し上げて下さい。

それにしても鯉のぼりさん自ら率先して病院へとは、ほんと尊敬してしまいます本当はお二人で不妊治療講座のようなものに出席していただけるといいんですけどね・・・大きなクリニックでは定期的に開催していますので、お話だけでも如何でしょう?

私も鯉のぼりさん同様、何でも一大プロジェクトにしてしまうタイプなので婚活も妊活も一応の結果が出せたような気がします。
その心意気で鯉のぼりさんの2人目妊活が成功しますことをお祈りしています




3. Posted by ばるさっこ   2017年08月27日 21:16
3 育児は小学生になっても大変そうですね。
本当にお疲れ様です。
私も今から頭が痛いです。
うちも一人っ子確定なのですが、親も高齢になり、ホスピスも有料老人ホームも身元引受人が2人以上必要である現状を知りました。
都会の施設だと年金生活者だと引受人になれないとも聞きますし、将来的に代行NPO団体と契約するしかなさそうで2人育児する以上にお金がかかりそうです。一人っ子のツケなんですかね。昔の自分を殴ってやりたいです。
feeさんも退活というか老後対策は何かされておられますか?
4. Posted by fee_dragee   2017年08月28日 23:08
ばるさっこさんお久しぶりです

>育児は小学生になっても大変そうですね。
育児というか育児にまつわる女子の人間関係が大変ですね・・
その練習の場だったはずの中高時代はそういうのを避け続け、保育園でもあまり積極的ではなかったので、今になってギャッという場面が増えています
これが2人3人と子供がいれば肝も据わるんでしょうけど、その自信のついた自分を見ることもかなわず・・・
ほんと、昔の自分をぶん殴ってやりたいです

>退活というか老後対策は何かされておられますか?
いやぁ〜何にもしてないですよ。
お話伺って、ほんと子供には迷惑かけないようにしなくちゃなと思いました。
この先は独居老人や老人の貧困もますます増えるでしょうし、高齢者向けに安楽死法案でも適用しなくちゃいけない世の中になるかもしれませんね。

とりあえず準備しておかなくちゃいけないのはお金ですね!!
ますますハッピーリタイアが遠のきそうですが、まずはお互い健康には気をつけつつ、足腰鍛えましょう

5. Posted by ばるさっこ   2017年08月29日 00:36
4 お忙しいところお返事いただきありがとうございます。
変なことを聞いてしまい失礼しました。
feeさんはアーリーリタイアを目指して投資もされているそうですし、資産だけでなく情報収入もぬかりないと考えてしまって。

良かったら、いつかその分野の話題も記事にしてほしいです。
気分を悪くされたとしたら申し訳ないです。
6. Posted by fee_dragee   2017年09月01日 22:38
ばるさっこさんへ
昔から趣味で投資はしてますが、これが不勉強で万年素人なんですよ
しかも信用取引などはしていないので、株価が上がった時しか儲からず、老後の資産を貯めるどころか目減りしているかもしれません・・
今はスマホで誰でも売買できてしまうので、大きく儲けることは不可能ですね。

>いつかその分野の話題も記事にしてほしいです
リクエストありがとうございます
そうですね、語るほどの知識は何もありませんが、ネタ切れの時は"こんな株主優待を貰ったよ"くらいならご披露できるかも?しれません

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