サ○コパス?ヒステリック・サマー

2018年08月19日

家が建つと腹が立つ?

折り入って話があるという旧友と久しぶりに飲みに行った。
聞けば、「嫁取り」をすることになったと言う。
つまり長男の結婚が決まったのだ。
近く自宅そばに新居を建てる予定もあるそうで、何ともおめでたい話である。

さて直近(と言っても10年前)の経験者が私ということで、彼女から色々と相談を受けたのだが。
新築についてはわが家の失敗・後悔ポイントを張り切ってご教授できるものの、さすがに嫁取りの親の業務フローはわからない。
そこで経験者の母に聞いてみたところ、こんな言葉が返ってきた。

いわく
「昔から"家が建つと腹が立つ"とか"嫁が来ると腹が立つ"と言うものでね。」

たとえば内祝いは幸せのお裾分け、つまり"お福分け"であるが、内祝いを配るような親戚やご近所の人すべてが心から祝福するとは限らない。
昔も今も、おめでたい報告を不愉快に感じる人は一定数いるのだ。
婚期を過ぎた独身の子を持つ母親とか特にね。
だからあんたが結婚した時、内祝いを配ったのは親戚だけで、ご近所には配らなかった。
今さらな結婚だったのもあるけど、何だかお祝いを請求するみたいだし、子供の結婚を諦めているような家もあったし。
もちろん噂を聞きつけお祝いを持ってきた人にはお返しをしたけれどー。

私の結婚が決まった時、母は遠縁の伯母さん(当時アラフォー、現アラフィフ独身娘あり)にこう言われたそうだ。
「feeちゃんうちの娘と一緒で結婚しないものだと思ってたよ。」

更に、親同士が知り合いということで20代の頃見合いをした相手(いまだ独身らしい)の母親はこうだ。
「選り好みをした甲斐があったわねぇ。」

思いっきり負け惜しみである。
が、その気持ちはわからないでもない。
私だって20年後、トラちゃんが結婚する気配もないところへあのHママやFママが誇らしげに内祝のどら焼きなどを持ってきた日にゃ、心から祝福できるかどうか・・
それはまるで独身の頃、友人や後輩から婚約報告を受けるたびに感じたデジャビュではないか。
私はやり場のない嫉妬の矛先をトラちゃんに向け、毒母と化すことだろう。

もっとも、結婚話ならあえて言い回らずとも噂は自然に独り歩きする。
よって"腹が立つ"と言っても、噂を聞いてじわじわ来るパターンが多いだろう。
しかし家の場合はそうはいかない。
ある日突然、目の前に家がすっくと建ち始めるのだから。
その上「嫁が来る」となれば、嫉妬心に火がつくオバチャンが一人二人いても何ら不思議はない。

かつて私も上棟式の際、工務店社長と共に「何かとご迷惑をおかけします」と近所の挨拶回りをしたが、あれってたぶん騒音や工事車両など実際にかける迷惑のほかに、羨ましい思いをさせてごめんねという意味もあったのだ。

閉鎖的なムラ社会ならでは、でしょうか。

ともあれ、このおめでたい話が我がことのように喜ばしく嫉妬のカケラもないのは、私が彼女を好いている証拠。
やたら気疲れするママ社会に振り回されがちな私にとって、彼女はオアシスのような存在だなと改めて思うのでした。


「嫉妬する女はブスになる」問題 [ 柊りおん ]
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fee_dragee at 00:24│Comments(2)女子の人間関係 | つぶやき

この記事へのコメント

1. Posted by なつ   2018年08月23日 18:31
4 それは人と比べたらキリはありませんしね。。必ずしも結婚したからといってその先に絶対幸せ…ではありませんし。ただfeeさんはいちど外に出て故郷に戻っていらしたことと婚活のお見合い連続経験のせいか…少し過剰に適応ししようとしすぎているようなところが心配です。

結婚式準備の縁で花嫁SNSなどで相談に乗っていると、「高望みをしたり30歳を超えると婚活が大変だというので良さそうな相手ととりあえず決めたが、はっきりって顔も生理的には好みではないし話も続かなくて破談にしようか悩んでいる。式も決まっているのに申し訳ない」とか、「子供が相手に似たらとても無理だ」「結婚すれば変わるかと思ったが結局愛情も育たず、冷え冷えとした家で他に好きな人もできてしまい別れを考えている」といったような相談が最近特に目立ちます。周りの人も巻き込んでそれなりの金額をかけてお近づきになったのでしょうに、無駄だったねと言うとキツいですが。。やはり東日本大震災の時の「家族を頼る」絆ブーム記憶も薄れ、逆算して焦らす婚活はそろそろ限界で摩耗してきたのかなと感じたりもしました。

2. Posted by fee_dragee   2018年09月01日 11:38
なつさんお久しぶりです
>必ずしも結婚したからといってその先に絶対幸せ…ではありませんし
突き詰めればそうなんですが、田舎では子の結婚が決まるというのは家として本当に鼻が高い?ものらしいです。瞬間芸ですけどね。ご縁が無いことが世間的にみじめ(に思える)なだけにそうなるのでしょう。

>少し過剰に適応ししようとしすぎているような
ご心配いただきありがたいのですが、そうでも無いんですよ。ブログを始めた頃は確かに心は都会人のフリして背伸びしていた気もしますが、今や誰よりも土着かもしれません。田舎の風習を嫌いつつも他人が風習になじまないことを善しとしない田舎のオバチャンです。
ただなつさんが仰るような状況は、田舎にも広まりつつあります。結婚できればそれでいいという時代は終わり、皆、家や家族のことより自分自分ですね。未婚男女も本当に増えてきています。
なので今回の友人のように早く子を産み育て、その息子も彼女にささっとプロポーズできる甲斐性は、平凡な幸せかもしれないけれど人間力は非凡だなと思うのです。

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